OvertureDay2009レポート

「時代に対応して、人が集う場所を定め、人とのつながりを大切にした真心の商いを実践する場として、新たにインターネットというツールを選択しました」と、ネット清川屋 ネット通信販売本部部長の香曽我部 寛氏は話す。

同社では楽天やYa hoo!ショッピングに出店し、それぞれ驚異的な売り上げを誇ったが、ブランド構築を考え、自社サイトへの集客に力を入れることに。長年の経験から選び抜いたキーワードによる効率の良い広告戦略を実践することで、自社サイトへのアクセスは瞬く間に伸びた。「スポンサードサーチは、サービス開始後にすぐに導入しました。当時のkiyokawaya .comはYahoo! ショッピングへの誘導に利用していましたが、そこでの分析結果を踏まえて、これなら自社サイトのオンラインショップでも成功すると確信しました」(香曽我部氏)現在、清川屋では約600 のキーワードを駆使して、スポンサードサーチを積極的に活用。アイテムやイベント単位でキャンペーンを構成し、購入意欲が高い利用者に向けてヒットしやすいようにキーワードを管理している。

「当社では旬に合わせた商品が多く、キャンペーンも時節に合わせて実施しているので、実際には短期集中型でキーワードを活用しています」と、香曽我部氏。さらに、スモールキーワードの組み合わせによるコストを抑える工夫も行っている。「ビッグキーワードだけでは、ユーザーの期待から外れた検索結果が表示されるケースもあるのです。一方で、季節商品の最盛期に合わせて期間限定でビッグキーワードを使ったり、テレビや雑誌で取り上げてもらえるよう、あえて探しやすいビッグキーワードを使うこともあります」(香曽我部氏)

広告文の作成にも細心の注意を払っている。“低価格"や“送料無料"などを売りにするサイトが多い中で、いかに価格競争に巻き込まれずに、自社商品のおいしさや品質の高さを伝えていくかを考えている。「品質の高さには自信があります。それが伝わるような、競合とは異なる光った広告文にすることを常に念頭に置いています」と香曽我部氏。そのためにも、掲載順位の変動要素となる広告の“品質インデックス"を上げられるよう、日々研究しているという。

今後同社では、顧客一人ひとりの商品購入履歴に対応したパーソナライズサービスの提供も検討しているという。単に集客に用いるだけでなく、ビジネスの分析基盤、あるいは評価ツールとして、スポンサードサーチの活用範囲が広がっているといえる。


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